東京メトロチャーチ

1月2日デボーション

みなさん、あけましておめでとうございます。
いよいよ2023年が始まりました。
あなたは今年、神様にどんなことを期待しますか?
マルコ1:1にこうあります。

「 神の子イエス・キリストの福音のはじめ。」

神様が、イエス・キリストを通して福音・・・良い知らせ・・・をもたらされたはじめからの事を、著者は書いています。

マルコによる福音書は、四つの福音書の中で一番最初に書かれました。
著者は、書かれていませんが、歴史を通じて教会は一致して、「ヨハネ・マルコ」が著者だと証言してきました。
この人は、エルサレムで育ち、母親の家は初代クリスチャンの集会所として使われていました。
彼は、パウロ・バルナバ・ペテロという三人の使徒たちとともに働くという貴重な体験をしました。
マルコは、この福音書の情報のほとんどを親しい関係だったペテロから得ていました。
この書は、ローマで書かれ、特にローマのクリスチャンに向けて書かれたと言われています。

マルコは、イエス様とともにゲッセマネにいましたが、イエス様を裏切り逃げる途中で、追っ手に服を引っ張られて脱げてしまい、裸で逃げた人です。
また、パウロと宣教旅行に行ったときには、途中でエルサレムに帰ってしまいました。
次の伝道旅行の時には、パウロの信頼を失い、バルナバと共に伝道旅行しました。
けれども、パウロがローマの獄中にいた時には、「マルコを連れてきて欲しい」とパウロが信頼する人へと変えられていました。

イエス様もパウロのような使徒たちも、彼を赦し、成熟へと導いてくださり、最初の福音書を書くという重要な役割を与えてくださいました。

人を裏切ってしまう、死の恐怖に負けて逃げてしまう、厳しい環境に耐えられず途中で断念してしまう・・・といった失敗を、私達は責めることはできません。
私達が同じ立場だったら、そうならなかったとは言えないからです。

マルコのすばらしさは、「あきらめないで、イエス・キリストについていった」ということではないでしょうか?
彼がついていったお方は、

マルコ 1:9 そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来られ、ヨルダン川で、ヨハネからバプテスマをお受けになった。
マルコ 1:10 そして、水の中から上がられると、すぐそのとき、天が裂けて御霊が鳩のように自分の上に下られるのを、ご覧になった。
マルコ 1:11 そして天から声がした。「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」

とある神の子キリスト(救い主)です。
私達も、この方についていきましょう。

考えてみよう
・あなたがいつも思い出して、苦々しく思う失敗はありますか?それは何ですか?
・イエス様がそれを既に赦しておられることを受け取りませんか?
・相手の方にもイエス様が働いてくださり、赦しと信頼回復のチャンスを与えてくださると信じて祈りませんか?